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2019年4月24日水曜日

ガリガリしたものが見たい件について

 昨日ぶりです。
休みの日の方が、しんどいスケジュールだったりする

担当THです。


ガリガリしたものが見たい件について

自分は物事全てを感覚で理解するタイプの人です。
バリバリの理屈派ぽく言われますが、
実は感覚派です。

自身の感覚を言語化して落とし込んでいく作業として、
言語化する習慣が身についているので、
理屈っぽく聞こえるだけです。
20年以上使っても曖昧で言語化出来ない部分もありますよ。
物語って相対的に直線と考えています。
音で例えると、カッターで紙を切る時のスーって音がしますよね。
あれと同じ。

ガリガリって言うと
ロックだったりパンクだったりシャウト系音楽を思い浮かべそうですが、
音楽は極限的には曲線美の世界。
視覚的代表例は、指揮者のタクトの動きかな。
だからかな、
音楽で歌詞やメロディーにストーリー付けるのは、
そりゃあウケが良いよねって思う。

概念が違うから面白い。
概念と現実の不一致ですね。
視覚的コンテンツで例えるなら、
数字に色を付けて動かすみたいな感じです。
波打つ様な動作を付けたり点滅させたりとかね。
コンサートとかPVとかは、
色を付けて動かした数字の後ろに背景を付ける感じです。

話は戻りますが、ガリガリしたものがみたいんすよ。
物語って基本直線なんで、ガリガリしたもんって少し複雑なんです。
カテゴリー分類すると少ない。

(蛇足ですが、
自分がカテゴリー分類すると
コードギアスとデスノートと幼女戦記は同じカテゴリーに入ります)

何が違うかって言うと、
カッターで切ってたもんを鋸(ノコギリ)で切るぐらい違う。

切るって作業だけなら、ツールなんて何でもよくてレザーカッターでも良い話。

ガリガリした話は、
引っかかりを実感しつつと直線として完成しない事も認識した上で進行する話。

猫が柱をガリガリしてるじゃないですか。
ああいうのは、物理的にも即物的にも解決出来る手段を持っているのが
羨ましいです。
カテゴリーが似ていて間違えそうになりますが、
カツンと引っかかる話ってもあります。
エヴァだったり、キルラキルだったり、エウレカセブンとか、
ガイナックスの流れを受けているアニメは、
その傾向が強いかな。
物語上の壁にぶつかった主人公が、その壁から離れるみたいな挿話が特徴的。
ガイナの事務所にはライ麦畑でつかまえて(著者:サリンジャー)が
有るんじゃないか?とさえ思えます。

で、ガリガリした話ですが例としては、
累(カサネ)とか、ブラックジャック(手塚治虫作品)とか、オーバーロードとか、
火の鳥生命編のクローンの話とかですね。
(比泉円神の視点から見たら、夜桜四重奏もこのカテゴリーに入りますが、
主人公ではないので今回はカテゴリーから外しています。
鉄の旋律(手塚治虫作品)は物語の主人公では有るのですが、
本流の物語と干渉がちょっと薄いので今回はカテゴリーから外しています。
ヴァイオレットエヴァーガーデン(アニメ)は
ニュアンスが違うので今回はカテゴリーから外しています)
物語としては、
一度人生を捨てなければならなかった主人公が、
新たな人生で過去と向き合い決着をつける。
主人公の精神面の根底にあるのは、
憎悪にも等しい悔しさが行動原理となっている部分をガリガリと表現しました。
挿話の合間々々で、
体を捨てなければならなかった過去が、
本流の物語に干渉する部分が特徴的。

まぁそういう話がみたいんすよ。