お久しぶりです。
担当THです。
仕事の中であんまりかわらんものというテーマです。
一言で結論から言っちゃうと、
仕事って基本面倒です。
劇的に楽になるって事はなく、
慣れて要領が分かると作業は早くなるぐらいです。
やろうと思っている作業があって、
それをこなすために障害になる作業が存在する。
この辺も役職が変わったとしてもあまり変わりません。
職種について言えば、
向き不向きはあると思います。
自分は、コンビニと工場は向いていませんでした。
コンビニは、ある意味パチ屋に近い印象です。
爽やかさが重要。
なんというか自分は黙っていると愛想ない人に見られがちです。
喋ってなくも、爽やかに見えれば大丈夫な気がします。
工場は、逆にそういう部分あまり問われません。
ひたすら生産性です。
納期に合わせてボタンをポチる感じですが、
思いの他大変です。
何が大変って、作っているのが商品なので、
丁寧な仕事が要求されます。
丁寧というより精密な作業ですね。
機械ってのは、癖が強いものが多いのも基本的です。
1台数百~数千万の中古が普通です。
作業場の広さにもよりもますが、大体3~5台ぐらいかな。
数千万の割にガンガンエラーも出ます。
エラーが出るとコンマ何ミリ単位のズレが発生。
それだけで不良になったりもよくあります。
部品交換して新しい物に変えれば一時的にエラーは少なくなります。
その部品もタバコサイズぐらいのモーターで1個40~60万とか普通にあります。
(機械はバランスなので、
どこかが新品になっても何かの理由で負荷がかかり、結果としてエラーが出ます。
パラメーターを弄って、ある程度の微調整で騙し騙し動かさないと利益も出ません。
まぁ人間の体も似たようなもんですけどね。
知識として知ってはいますが、
首や肩の痛みで腰が原因だと構造的に理解出来る頭を俺は持ち合わせていません)
電話の音がずっと鳴り続けてストレスを感じる人もいるかもしれませんが、
工場のエラー音はその比じゃありません。
出なきゃいけない電話が常時4台ぐらいなり続けて、
3台対応が終わったら、更にまた2台鳴り、その対応が終わる頃に10台鳴ります。
そんな感じ。
エラーが鳴ると機械は止まります。
生産性が下がるので、エラー解除が基本。
エラー音の中にいると軽くノイローゼになります。
工場で出世するなら、
まず生産性の上がる知識と作業効率化などの創造性が要求されます。
機械1台あたりの取説が、
少年コミックの5~6冊分ぐらいの厚みがあります。
その知識を6割以上把握出来た状態で、1人前くらい。
3割把握するのに大体3年ぐらいかかります。
自分の場合は、日常作業を把握するのに3カ月ぐらいでした。
それでも機械の取説把握で数枚ぐらいの内容でした。
蛇足ですが、
工場で出世するタイプの人は
取説5割把握を4年でこなします。
そうなると天才扱いです。
20台後半で部門の責任者になっていたりします。
自分はこういう凄さも才能と位置付けています。