時の流れ

毎度お世話になっています、甲南店Oです。

前回、アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(デレステ)に、

新しいアイドルが登場したとご紹介しましたが、今回は残りの３人をご紹介します。

※久しぶりにかなり長くなります、ご容赦ください。

「辻野あかり」

桐生つかさが登場した福井エリアから4年強の沈黙を破って追加された新エリア「群馬」のエリアボスとして登場し、シンデレラガールズ7周年以後に追加される7人の新アイドル第1号。
出身地とエリアが一致しないエリアボスは埼玉エリアの輿水幸子以来となります。
デレステでは、デレステで初登場した4人がモバマスに登場するのと入れ替わるように、モバマス組の中では先陣を切って、2019年4月10日にNが無条件配布される形で実装されました。

容姿やプロフィールだけを見るといかにも普通……だが、周囲から「あかりんご」と呼ばれているらしく、そしてなぜかしばしば語尾に「んご」を付けるのが目を引く特徴。
濃厚なネットユーザーの多くにしてみると某J民との関連性を疑わざるを得ないところだが、本人はこれが都会で流行っていると思い込んでいる（ネットで調べたらしい）だけで、色々な意味で全然わかっていない。
JKに流行した方に触れたのか大本の方に触れたのかもわからない。
二次創作では登場当初から鳴き声の如き扱いをされがちだが、実際には素の口調でもないのでそんなに頻繁には言わない……のだが、2枚目の［もぎたて・ロワイヤル］の劇場（1293話）で、タイヤ曳き特訓の最中にまさに鳴き声の如く発していたことが明らかになっている。

「あかりんご」の名が象徴するように、りんご推しなのも大きな特徴で、実家はりんご農家である。
山形県はりんごの生産量では第3位である（ちなみに2位は長野県）。もっとも、1位である青森県の1/9程度（2017年時点）であるためややマイナーであり、父親は青森をライバル視している様子。
この「3位」については作中でも触れられているのだが、登場から少しして発表された2018年時点のデータでは岩手県に抜かれて第4位になってしまった。

アイドルには漠然とした憧れがある程度で、特別興味があるわけではなく、スカウトされてアイドルになった。デレステでは物産展の手伝いのために東京に来たところをスカウトされている。
両親からは、「山形りんごの宣伝」という名目（額面通りではないと思われるが）で積極的に後押しされている。

家の手伝いのおかげで体力には自信があるが、「農業は台風が来たら一発アウト」という現実になぞらえて「頑張るのは苦手」と口にしたり、アイドルとしてやっていくことに関しては不安視することが多かったりと、ややリアリストめいた面も見られる。砂塚あきらが「さとり世代」と評されているが、同期・同い年の彼女にも似たような気質があると言えるのかもしれない。

ちなみに、趣味（好きな食べ物）のラーメンについては、山形県は単位人口あたりのラーメン店舗数、ラーメンの消費量（外食費用）ともに日本一というほどラーメン好きな県であり、地域性に根ざした設定である。
なお、りんごもちゃんと台詞中でラーメンに並んで好きなものとして挙げている。
苦手なものはトマトとのこと。食べると涙が出るらしい。

頭頂部に双葉型のアホ毛を持つが、これはぷちデレラ実装＝立ち絵実装に伴い感情に沿って動くことが発覚。デレステの3Dモデルでもわりとアグレッシブに動く。

方言については「可愛くない」「オシャレじゃない」ので出さないようにしているようだ。んごは方言ではない。
しかし、驚愕すると「なしてや！」が口をついて出てしまう。

んごの陰に完全に隠れているが、「あは♪」という笑い方をよくしている（モバ無印特訓前後だけで5回）。


あかり単独以外での記念すべき初登場ユニットは、前川みくとのコンビ、その名も「みくにゃんご」。あまりにもシンプルなネーミングで笑いを呼んだ。「このユニット名…私の名前、入ってなくないですか？

「砂塚あきら」

シンデレラガールズ7周年以後に追加が宣言されていた7人の新アイドル第2号で、年明けの2019年1月に追加された「新潟エリア」のエリアボスです。

SNSでファッション・ゲームのアカウントを所有しており、以前からFPSゲームの動画配信者として活動しているという、まさしく（2019年における）現代的な女子高生。
兄（「兄ぃ」と呼ぶ）と一緒に深夜まで実況プレイを行って寝不足になったり服飾系の店舗でアルバイトをしたりと、趣味に対する入れ込みは中々の物である事が伺える。
ちなみに新潟県出身の著名な動画配信者としてHIKAKINがいる。


趣味で「ゲーム」ではなく「FPS」を名指ししている点や人物像を踏まえると、いわゆるゲームオタクに属するのかは現時点では判断しかねる。
バイト帰りの所をスカウトされたが、どうやらプロデューサーはSNSを見て才能を見出したからではなく、単に一目見て服装が気に入って声をかけただけらしい。
初期Rカードの特技名「シャークティース」が示す通りのギザ歯と、左目の泣きぼくろがチャームポイント。
制服のデザインは渋谷凛と類似しているが、出身地が異なるので単なる偶然だろう。
また制服の着こなしに関して、初期Rでは非常に丈の短いミニスカート姿を披露している。あきらの出身地・新潟県は「女子高校生のスカート丈が全国で最も短い」県である。
なお初期Rでは大きめなジャケットを羽織っているため制服の全体的な構造まではわからない。
ギザ歯について言及する台詞はあるが、それに対する感情のほどは不明。
特訓前でしているマスク姿がコンプレックスを隠すためという解釈も当然できるが、特訓後は特に隠す様子もないし、単に「今時の女子高生」「SNS・動画配信をしている」といった要素に由来するとも取れるだろう。


敬語が苦手で、時折語尾に「デス」とぎこちない丁寧語を付けて話す他、「#今日のあきらコーデ」のようにハッシュタグを交えたセリフも特徴。前月に登場した辻野あかりとはまた別のベクトルで特徴的な喋り方である。
こちらは完全に使いこなしているのが決定的な差。
特訓前の段階では口調も含めてダウナーな雰囲気だが、特訓後では自信満々な笑顔でハイテンションな振舞いを見せる。
オンオフでのテンションの違いやゲーム好きという点など、どことなく望月杏奈との共通点が垣間見える。
流石にあちらほど極端な差ではない（口調自体は変わらず、テンションが大差ない台詞もある）が。


アイドルには良くも悪くも関心が薄いが、「SNSで服装とか上げてたし抵抗はない」というこれまた「今時」っぽいリアクションを見せる。

スターライトステージには、2019年4月12日に実装。
辻野あかりに続くモバマス先行組から2人目の追加実装であり、彼女と同じくノーマルのみCVなしの実装であった。
なお、デレステ実装で初めて明らかになった癖に「微妙に視線を逸らす（カメラを真っ直ぐに見ない）」がある。
この仕様で有名なのは森久保乃々だが、あきらもまた照れ屋ということか？（ただし、あきらは乃々ほど露骨に逸らすわけではない模様）

コミュでは、デレマス同様に、Pがバイト帰りのあきらと出会いスカウトする様子が描かれている。……のだが、それが番組のロケ先で、とんでもない田舎の山村だったのに、そんなところをとことこと歩いていた（つまり徒歩圏内）あきらをスカウトしていたため、「バイトしてるショップはどこ？」「SNSどころか携帯の電波も届かなさそう」と話題になってしまった。

「夢見りあむ」

シンデレラガールズ7周年以後に追加される7人の新アイドルのうち、モバマス側で登場が予告された3人の最後の1人で、2019年2月7日に追加された「鳥取」エリアのエリアボスとして登場しました。

デレステでは2019年4月15日のガシャ更新あわせで追加され、これをもって（第8回シンデレラガール総選挙開始前日にして）モバマス・デレステ両方にデレマスオリジナルアイドル・全190人が出揃った。

なんとも奇抜な名前、ピンクに水色のインナーカラーの髪、スケルトンシャツに様々なアクセサリーを着けただけの格好、一人称「ぼく」で「生まれはゆとり、SNS育ち」と自称するネットスラング全開の言葉遣い、体重や3サイズや出身地がまとめて秘匿されたメチャクチャなプロフィールと、一目見ただけでわかる抜群に濃い個性の持ち主。
なお、髪色は地毛ではないが「りあむ」は本名（「ひねくれるのも当然だよう！」）らしい。

初期Rの特技名にもあるように「ザコメンタル」を自称し、スカウトされてからアイドルに人生の一発逆転を夢見る、相当な一種のダメ人間のようで、口癖のように「やむ」という表現を多用する。
使い回しからすると「（心を）病む」の意で受け取ってよさそうである。なお、「ヘラってない」らしい。
これが転じて、ボス時の対戦台詞で「やむちゃん」、特訓後親愛度MAXでは「やむちゃ」というあだ名を提示されてしまっている。
プロデューサーのことは、自分をアイドルにしてワンチャン逆転させてくれる存在であるためか「Pサマ」と呼ぶ。


専門学校生らしく、「学校続かなかったし」「あ、ムリってなった」と言う一方で「辞めたい」「（アイドルになったし）辞めた方がいいのかな」と言っているためまだ在籍はしている様子（ちなみに、シンデレラガールズにはスカウトされてから専門学校を辞めた者もいる）。
「着れなかった白衣」という言い回しがあるため看護学校説が浮上している。
実家暮らしだが、両親は仕事で海外、姉（同じくキラキラネームらしい）は渡米して画家になったため誰も帰ってこず実質独り暮らし。いつからそういう環境になったかは判然としないが、この環境も「（家族に）勝てない、マウントとられまくり」というコンプレックスの一角にもなっている様子。


趣味に「現場参戦」というのもあるようにアイドルオタクのようで、「アイドルってのは尊くないとな？」「メンタルに効くんだよ特効薬だよ！」「顔がいいアイドルが…しゅき…」などとアイドル観（？）を感じさせる台詞も色々。
アイドルを神聖視しているがゆえに、「アイドルは尊いものなのでアイドルになった自分も努力しなければならないが努力したくない」という二律背反（？）と戦っている。
ネットやオタクの悪い部分も熟知しておりしばしば批判的な発言をするが、一方で「炎上でもいい！ 目立ちたい！」などとも言い出す。

「とにかく承認欲求が非常に強い」

デレステでは地下アイドル現場で他のオタクの見る目なさに憤慨してSNSにレポを上げて炎上していたところをスカウトされている。

スリーサイズはなぜか秘匿されているが、「でっかい」と言うだけのものはあり、曰く

「いいとこなんてないよう…ちょっと乳がでかいくらい…95とか」

とのことで、もし正確な数字だとすると、向井拓海と並んでシンデレラガールズ2位タイの数値である。
この台詞も示すように、一応長所として見てはいるものの、自己肯定感につながるものではないようである。

新アイドル7人がシルエットで発表された画像では辻野あかりよりわずかに高いくらいの高さで配置されていたが、身長は149cmしかなく、あかり（160cm）どころか隣で明らかに低く見える配置だった砂塚あきら（154cm）よりも小さい。デレステ組の4人も概ね身長通りの配置だったため、なぜかりあむだけ合っていなかった。7人の中でも最も身長が低い一方で、7人の中で最年長タイである（なお、同い年の黒埼ちとせは逆に最も身長が高い［164cm］）。

プロフィールでは触れられていないが、ボス敗北時に「（一人で）おうちで餃子パーティーするし」と発言したり、登場直後のバレンタインでは事前のアンケートでチョコが嫌いと答えたPへのプレゼントが餃子であったりと、餃子が好きらしい（ぷちデレラで明言。「飲茶（やむちゃ）」と掛かる形になっている）。
この事が出身地と関連しているかは不明。

デレステ実装に際し、デレステ公式Twitterでは以下のように紹介された。

りあむちゃんはザコメンタルです！
チヤホヤされたくてどうしようもない彼女を、なんとかしてあげてください！
プロデュース、よろしくお願いします！

（スターライトステージさんのツイート）

上記のツイートが投稿された後「ザコメンタル」が日本のTwitterトレンド1位に躍り出た。
なお「夢見りあむ」「りあむちゃん」といった、りあむの名前に関連するワードはトレンド上位に浮上していない。やむ。

第8回シンデレラガール総選挙
彼女が追加されてから初の総選挙。

2019年4月26日に発表された中間結果では属性部門第2位、総合第3位と大健闘を果たした。

そして迎えた2019年5月20日の結果発表。

夢見りあむは2,235,818票を獲得し、中間の順位を守って総合第3位・パッションタイプ第2位に輝いた。

この結果を受けてCDデビューが決定し、これに伴ってキャラクターボイスの実装が確定した。CDでは「総合上位5名によるユニット」と「タイプ別上位3名・計9名によるユニット」の両方に参加する。
またデレステにて後日開催予定のゲーム内イベントに「総合上位5名によるユニット」として登場することも決定した。

ゲーム登場後はじめてのシンデレラガール総選挙でCDデビューを果たしたのは、第2回シンデレラガール選抜総選挙のアナスタシア、第3回シンデレラガール総選挙の鷺沢文香に次いで3人目である。

なお、「登場してから初めての総選挙、無印カードしかない状態でCDデビュー圏内に入賞した」こと自体についてはアナスタシア（第2回シンデレラガール選抜総選挙、中間1位・最終2位）という前例がいる。
そして、初登場から総選挙総合5位入賞までの期間は102日（19/2/7登場→19/5/20結果発表）で、前述のアナスタシア（115日（13/1/18登場→13/5/13結果発表））を超える史上最速記録となった。

結果、周囲は皆SR（モバマス）・SSR（デレステ）な中で一人だけR（デレステではN）のイラストで登場するという味のある構図が生まれることとなった。
また、5位以上の発表時の演出においてサインが使われていたことで、本来ならSR以上の実装をもって判明するはずだったサインがここで初出になるという珍事も発生した。

とまぁ個性豊かなアイドル達が追加された、
「アイドルマスターシンデレラガールズ」
をこれからも私は応援していきます！！！

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いやぁー楽しみですね！甲南店Oでした。